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2026-10-18 2026 北海道クラブマンカップ 最終戦レポート!!

晩秋の十勝、今シーズンの集大成! 未確定だったシリーズ全クラスのタイトルも確定!!2026年 北海道クラブマンカップレースシリーズ第5戦 2026年 10月18日(日) 十勝スピードウェイ(クラブマンコース) ~トヨタが支える十勝のレギュラークラス!~ 更別村の早朝、最低気温は氷点下と、放射冷却現象の置きやすい広大な十勝平野の中央、冬の足音が一歩一歩近づいているようだ。 ただしそれも陽光が差し始めた朝8時過ぎには気温も上昇し好天のまま。 この時期は空気の密度が上がるため、エンジンへの充填効率が上昇、多少のパワーアップが望めることから好タイムが期待できそうである。 この最終戦、これまでのシリーズ戦とは違い、トヨタやホンダ、マツダなどが主宰運営するワンメイクレースが併催されていない。 純粋の十勝クラブマンカップシリーズとして開催されるクラスのみが行われるのである。 ただVITA-01は名目上コンストラクターであるWESTのVITA-CLUB管理となっているが、実質的には十勝のシリーズ戦であり、他のTS-86/BRZ、N0-Vitz、N1-1000にしても全国交流があるわけではなく十勝独自のシリーズなのだから。 そしてその4クラスすべてにトヨタが関わっている。VITA-01のエンジンはVitz・RS用ワンメイクであり、86や初代の1000ccVitzを使うN1-1000、Yarisにモデルチェンジする前の最終型Vitzを使うN0-Vitzにしてもトヨタ車である。 さらに十勝で使われるセフティカーは、レクサスLS、GRスープラ、GRヤリスなのがだ、すべてトヨタから提供された車両なのである。
世界最大の自動車メーカーであるトヨタは、日本のモーターレーシングのみならず十勝のレースシーンを支えている企業なのである。 <VITA-01> ~徳升広平選手は全サーキット制覇し、村上泰規選手はシリーズ2連覇達成!!~
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一時は出走20台近かった十勝でのVITA-01レースなのだが、道外でのシリーズやスーパー耐久など上位カテゴリーへの参加を優先し、 恒志堂レーシングや栄建設チームなど有力チームが不参加となった今シーズン。 前戦などわずか6台となってしまったのだが、この最終戦には恒志堂レーシングが帰ってきてくれ、出走10台と揃ったのである。 その恒志堂レーシングのオーナーである佐藤元春選手、前週には岡山で開催されたWESTの販売車両であるVITA-01とその上級車両v・Granzによる120分セミ耐久シリーズで、Pro・Amaクラスで優勝を果たしたばかり。 「今回は速いドライバーが多いですからね、気が抜けません。面白いレースになりますよ」と元気な姿を見せてくれた。
さらに今回、恒志堂レーシングのチームメンバーの1台として参戦してくれたのが徳升浩平選手。
知ってのとおり徳升選手はVITA-01レースが開催されるほとんどのサーキットで優勝経験があり、“VITA-01キング”の異名をとるほどの存在なのだが、この十勝だけは勝ったことがなかったのである。
「クルマは自分のではありませんが、恒志堂レーシングでしっかり仕上げてくれていますし、細かい部分は私が乗りやすいようにセッテイングを調整しましたからまったく問題ありません。今回こそは結果を残したいですね」と徳升選手。 そしてその実績に裏打ちされた実力の高さは予選から決勝まで見事に発揮されるのである。 注目のシリーズタイトル争い、“主役”は村上泰規選手と坂本幸照選手の2人。
今回もまた#986門間車をレンタルして参戦の村上選手、「クルマはよく仕上がってますが、そのタイム的アドバンテージが無くなってしまったかも・・」と予選2番手。 そこからわずかコンマ07秒差の坂本選手、「やはり徳升選手との差は痛感しました。でもそれはクリアしたいし、決勝はスタートがポイントになるでしょう」と予選3番手。村上選手が優位に違いないが、何らかのトラブルで脱落し、坂本選手が2位でゴールすればチャンスが生まれるわけで、両者とも気の抜けない一戦となったのである。 そして決勝、「グリッド上でエンジン回転にバラつきが出て、それが気になってスタートダッシュが遅れてしまいました」という徳升選手を出し抜き、ホールショットを奪ったのは村上選手、坂本選手もそれに続いて2番手に上昇する。
それでもVITA-01の扱いには一日の長がある徳升選手、ファーストラップを終えるまでに坂本選手をパスして2番手、トップの村上戦追撃に移る。 ただ、タイヤの冷えた序盤戦での強さには定評のある村上選手との差はなかなか縮まらない。その状況に変化が見えたのは6周目のこと。タイヤに熱が入り、充分なグリップを確認した徳升選手、右回りの第6コーナーでテールtoノーズに付け、バックストレッチでは狙いすましたように村上選手を抜き去っていくのだ。
そこからは徳升選手、2番手の動向を見ながら2秒半ほどの安全マージンを保ったままゴール。ポールからスタートしてトップチェッカー、さらにベストラップも記録するパーフェクトウインで優勝、VITA-01開催サーキットすべてで勝利するという成果を手にすることに成功したのである。
2位でゴールした村上選手、ピットロードに戻りヘルマットを脱いだ途端、「悔しい!!」と一言。ここは勝ってタイトルを決めたかったはずで、その想いが口を突いて出たのだろう。とはいえ、これで2年連続のシリーズタイトルを獲得、“北海道一番のVITA-01乗り”という名誉も手にしたのである。
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<TS-86/BRZ> ~KEI NAKAMURA選手、レースの流れをコントロール!~
昨年7月の第3戦、そして今年5月の開幕戦とほとんど同じような状況で起きた小野寺俊選手との接触アクシデントで“無敵”の連勝が中断してしまったKEI NAKAMURA選手だが、このクラスにおける第一人者であることは間違いない。 今回もまたその熟練したレース運びのうまさが発揮されるのである。 予選は例によってチェッカーまで残り6分となった頃にコースインしたNAKAMURA選手、他の選手のように何ラップも走り続けない。 1周のコースコンディションのチェックを終えてアタック開始し、その1周だけでトップタイムをマークして終了なのだ。これもまた国内の様々なレースを経験してきたNAKAMURA選手ならではの“技”なのだろう。 決勝でもその“うまさ”は発揮される。スタートこそ速さを身に付けてきた福原章智選手に並びかけられるがトップをキープ。
そしてレースを面白くしてくれたのがルーキーのイイジマ ケイト選手だった。 このイイジマ選手こそ今回の“ヒーロー”と言っていいだろう。NAKAMURA選手のテールにつけるやトップをうかがうような走りを見せるのだ。 とはいえ、レースの流れを完全にコントロールしていたのNAKAMURA選手。 その気になれば1分37秒台の走りで独走に持ち込めるのに1分38秒台のラップをキープし続け、後方ドライバーの動きを掌握したまま走行。 これによってこれまでにない出走5台すべてが一団となってのバトルを作り出し、レースを面白くしてくれたのである。 レース終盤、「タイヤを使い過ぎでグリップが無くなって・・」とイイジマ選手がコースオフしてしまい脱落。福原選手も最終ラップにベストラップを出す追い上げを見せたがNAKAMURA選手がトップチェッカー。 NAKAMURA選手の“第一人者”としてのポジションはまだまだ来シーズン以降も揺るぎそうもない。
<N0-Vitz> ~古井戸竜一選手、全レース完全制覇達成!~
「どんなクルマに乗せても速い!」と定評のある古井戸竜一選手、十勝ではザウルスJr、VITA-01、ナンバー付ワンメイクなどで実績を重ね、アマチュアが参戦できる国内最高レベルのレースであるスーパー耐久シリーズにまで活動の幅を広げている。 そして昨シーズン終盤からはTGR Vitz Raceの参戦車両を活用するため新設されたN0-Vitzクラスに参戦してきた。 もちろんそこでも強さは変わらず、参戦したすべてのレースで予選はポール、独走ウインでベストラップも記録と連戦パーフェクトウインを果たす。なにしろライバル達とはラップ1秒近く速く、彼だけが別クラスのような圧倒的存在なのだ。
決勝でもその強さは変わらず、「レース序盤は後方の動きを見ていたんですが、誰も追いついてこないのでペースを上げました」と2番手の中村高幸選手に11秒以上の差をつけて今季4連勝のチェッカーを受ける。 その2番手争いが大接戦で、昨年のチャンプカーであるネッツ札幌チームの#730を駆る予選2位だった畑中健太選手が順位を落とし、 代わって上田浩司選手が2位となるが、「スタート直後は混戦で、なかなかチャンスがなかったんですが5周目に上田選手をパスしてからは単独走行でポジションキープしました」と中村選手が接戦を抜け出し2位。 3位には「大混戦の中、頑張りました。今回はクルマをチェンジしたことが当たりでしたね!」というえふで校長選手が表彰台の最後を手にした。
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<N1-1000> ~やっぱり速かった安藤義明選手と、三浦稔呂選手の猛烈追い上げ!~
レースの焦点は#9の車両だった。前戦では普段はVITA-01クラスのトップドライバーである浅井康児選手がこのクルマでスポット参戦し、他の車両を全く問題にしない速さで優勝している。 そして今回は今季初参戦となる安藤義明選手がその#9号車に乗るのである。
予想通りに安藤選手が予選ポールを決めると、浅井選手が安藤選手のピットガレージに駆け付け、「やっぱり速かったですね。この#9号車も速いけど、安藤さんがうまいからなんですよ。 ポール獲得、よかったですね!」と激励の言葉をかけると、安藤選手も「このクラスでのスプリントレースは今シーズン初ですからね、ポールは嬉しいです!」とニヤリと笑う。 決勝もポールからスタートした安藤選手がインから並びかける熊谷康男選手を制してトップを守り、3番手は阿野凌馬選手とグリッド通りのラインナップでレースは進む。
注目すべきは最後尾からスタートした三浦稔呂選手だった。
搭乗する航空便が遅れて予選開始時間に間に合わず、特例として予選は免除され、最後尾スタートとなっていたのだ。 「なにしろサーキットに着いた途端、急いで準備してスタートですからね、序盤はペースが上がらなかったんですが、タイヤのグリップが出てきてから追い上げに入りました」と、5周目に熊谷選手が6コーナーでスピンして後退する間に3位へ上がり、さらに最終ラップには阿野選手を2コーナーまでの直線でかわして2位まで上昇したのである。 優勝は安藤選手なのだが、それを最終ラップにわずか1秒差まで追い上げた三浦選手、レース終盤に強さを発揮する走りは健在であり、今シーズンのチャンプに相応しい大健闘だった。
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2026年 10月18日(日)
十勝スピードウェイ(クラブマンコース)
~トヨタが支える十勝のレギュラークラス!~
更別村の早朝、最低気温は氷点下と、放射冷却現象の置きやすい広大な十勝平野の中央、冬の足音が一歩一歩近づいているようだ。
ただしそれも陽光が差し始めた朝8時過ぎには気温も上昇し好天のまま。
この時期は空気の密度が上がるため、エンジンへの充填効率が上昇、多少のパワーアップが望めることから好タイムが期待できそうである。
この最終戦、これまでのシリーズ戦とは違い、トヨタやホンダ、マツダなどが主宰運営するワンメイクレースが併催されていない。
純粋の十勝クラブマンカップシリーズとして開催されるクラスのみが行われるのである。
ただVITA-01は名目上コンストラクターであるWESTのVITA-CLUB管理となっているが、実質的には十勝のシリーズ戦であり、他のTS-86/BRZ、N0-Vitz、N1-1000にしても全国交流があるわけではなく十勝独自のシリーズなのだから。
そしてその4クラスすべてにトヨタが関わっている。VITA-01のエンジンはVitz・RS用ワンメイクであり、86や初代の1000ccVitzを使うN1-1000、Yarisにモデルチェンジする前の最終型Vitzを使うN0-Vitzにしてもトヨタ車である。
さらに十勝で使われるセフティカーは、レクサスLS、GRスープラ、GRヤリスなのがだ、すべてトヨタから提供された車両なのである。
世界最大の自動車メーカーであるトヨタは、日本のモーターレーシングのみならず十勝のレースシーンを支えている企業なのである。
<VITA-01>
~徳升広平選手は全サーキット制覇し、村上泰規選手はシリーズ2連覇達成!!~
一時は出走20台近かった十勝でのVITA-01レースなのだが、道外でのシリーズやスーパー耐久など上位カテゴリーへの参加を優先し、
恒志堂レーシングや栄建設チームなど有力チームが不参加となった今シーズン。
前戦などわずか6台となってしまったのだが、この最終戦には恒志堂レーシングが帰ってきてくれ、出走10台と揃ったのである。
その恒志堂レーシングのオーナーである佐藤元春選手、前週には岡山で開催されたWESTの販売車両であるVITA-01とその上級車両v・Granzによる120分セミ耐久シリーズで、Pro・Amaクラスで優勝を果たしたばかり。
「今回は速いドライバーが多いですからね、気が抜けません。面白いレースになりますよ」と元気な姿を見せてくれた。
さらに今回、恒志堂レーシングのチームメンバーの1台として参戦してくれたのが徳升浩平選手。
知ってのとおり徳升選手はVITA-01レースが開催されるほとんどのサーキットで優勝経験があり、“VITA-01キング”の異名をとるほどの存在なのだが、この十勝だけは勝ったことがなかったのである。
「クルマは自分のではありませんが、恒志堂レーシングでしっかり仕上げてくれていますし、細かい部分は私が乗りやすいようにセッテイングを調整しましたからまったく問題ありません。今回こそは結果を残したいですね」と徳升選手。
そしてその実績に裏打ちされた実力の高さは予選から決勝まで見事に発揮されるのである。
注目のシリーズタイトル争い、“主役”は村上泰規選手と坂本幸照選手の2人。
今回もまた#986門間車をレンタルして参戦の村上選手、「クルマはよく仕上がってますが、そのタイム的アドバンテージが無くなってしまったかも・・」と予選2番手。
そこからわずかコンマ07秒差の坂本選手、「やはり徳升選手との差は痛感しました。でもそれはクリアしたいし、決勝はスタートがポイントになるでしょう」と予選3番手。村上選手が優位に違いないが、何らかのトラブルで脱落し、坂本選手が2位でゴールすればチャンスが生まれるわけで、両者とも気の抜けない一戦となったのである。
そして決勝、「グリッド上でエンジン回転にバラつきが出て、それが気になってスタートダッシュが遅れてしまいました」という徳升選手を出し抜き、ホールショットを奪ったのは村上選手、坂本選手もそれに続いて2番手に上昇する。
それでもVITA-01の扱いには一日の長がある徳升選手、ファーストラップを終えるまでに坂本選手をパスして2番手、トップの村上戦追撃に移る。
ただ、タイヤの冷えた序盤戦での強さには定評のある村上選手との差はなかなか縮まらない。その状況に変化が見えたのは6周目のこと。タイヤに熱が入り、充分なグリップを確認した徳升選手、右回りの第6コーナーでテールtoノーズに付け、バックストレッチでは狙いすましたように村上選手を抜き去っていくのだ。
そこからは徳升選手、2番手の動向を見ながら2秒半ほどの安全マージンを保ったままゴール。ポールからスタートしてトップチェッカー、さらにベストラップも記録するパーフェクトウインで優勝、VITA-01開催サーキットすべてで勝利するという成果を手にすることに成功したのである。
2位でゴールした村上選手、ピットロードに戻りヘルマットを脱いだ途端、「悔しい!!」と一言。ここは勝ってタイトルを決めたかったはずで、その想いが口を突いて出たのだろう。とはいえ、これで2年連続のシリーズタイトルを獲得、“北海道一番のVITA-01乗り”という名誉も手にしたのである。
<TS-86/BRZ>
~KEI NAKAMURA選手、レースの流れをコントロール!~
昨年7月の第3戦、そして今年5月の開幕戦とほとんど同じような状況で起きた小野寺俊選手との接触アクシデントで“無敵”の連勝が中断してしまったKEI NAKAMURA選手だが、このクラスにおける第一人者であることは間違いない。
今回もまたその熟練したレース運びのうまさが発揮されるのである。
予選は例によってチェッカーまで残り6分となった頃にコースインしたNAKAMURA選手、他の選手のように何ラップも走り続けない。
1周のコースコンディションのチェックを終えてアタック開始し、その1周だけでトップタイムをマークして終了なのだ。これもまた国内の様々なレースを経験してきたNAKAMURA選手ならではの“技”なのだろう。
決勝でもその“うまさ”は発揮される。スタートこそ速さを身に付けてきた福原章智選手に並びかけられるがトップをキープ。
そしてレースを面白くしてくれたのがルーキーのイイジマ ケイト選手だった。
このイイジマ選手こそ今回の“ヒーロー”と言っていいだろう。NAKAMURA選手のテールにつけるやトップをうかがうような走りを見せるのだ。
とはいえ、レースの流れを完全にコントロールしていたのNAKAMURA選手。
その気になれば1分37秒台の走りで独走に持ち込めるのに1分38秒台のラップをキープし続け、後方ドライバーの動きを掌握したまま走行。
これによってこれまでにない出走5台すべてが一団となってのバトルを作り出し、レースを面白くしてくれたのである。
レース終盤、「タイヤを使い過ぎでグリップが無くなって・・」とイイジマ選手がコースオフしてしまい脱落。福原選手も最終ラップにベストラップを出す追い上げを見せたがNAKAMURA選手がトップチェッカー。
NAKAMURA選手の“第一人者”としてのポジションはまだまだ来シーズン以降も揺るぎそうもない。
<N0-Vitz>
~古井戸竜一選手、全レース完全制覇達成!~
「どんなクルマに乗せても速い!」と定評のある古井戸竜一選手、十勝ではザウルスJr、VITA-01、ナンバー付ワンメイクなどで実績を重ね、アマチュアが参戦できる国内最高レベルのレースであるスーパー耐久シリーズにまで活動の幅を広げている。
そして昨シーズン終盤からはTGR Vitz Raceの参戦車両を活用するため新設されたN0-Vitzクラスに参戦してきた。
もちろんそこでも強さは変わらず、参戦したすべてのレースで予選はポール、独走ウインでベストラップも記録と連戦パーフェクトウインを果たす。なにしろライバル達とはラップ1秒近く速く、彼だけが別クラスのような圧倒的存在なのだ。
決勝でもその強さは変わらず、「レース序盤は後方の動きを見ていたんですが、誰も追いついてこないのでペースを上げました」と2番手の中村高幸選手に11秒以上の差をつけて今季4連勝のチェッカーを受ける。
その2番手争いが大接戦で、昨年のチャンプカーであるネッツ札幌チームの#730を駆る予選2位だった畑中健太選手が順位を落とし、
代わって上田浩司選手が2位となるが、「スタート直後は混戦で、なかなかチャンスがなかったんですが5周目に上田選手をパスしてからは単独走行でポジションキープしました」と中村選手が接戦を抜け出し2位。
3位には「大混戦の中、頑張りました。今回はクルマをチェンジしたことが当たりでしたね!」というえふで校長選手が表彰台の最後を手にした。
<N1-1000>
~やっぱり速かった安藤義明選手と、三浦稔呂選手の猛烈追い上げ!~
レースの焦点は#9の車両だった。前戦では普段はVITA-01クラスのトップドライバーである浅井康児選手がこのクルマでスポット参戦し、他の車両を全く問題にしない速さで優勝している。
そして今回は今季初参戦となる安藤義明選手がその#9号車に乗るのである。
予想通りに安藤選手が予選ポールを決めると、浅井選手が安藤選手のピットガレージに駆け付け、「やっぱり速かったですね。この#9号車も速いけど、安藤さんがうまいからなんですよ。
ポール獲得、よかったですね!」と激励の言葉をかけると、安藤選手も「このクラスでのスプリントレースは今シーズン初ですからね、ポールは嬉しいです!」とニヤリと笑う。
決勝もポールからスタートした安藤選手がインから並びかける熊谷康男選手を制してトップを守り、3番手は阿野凌馬選手とグリッド通りのラインナップでレースは進む。
注目すべきは最後尾からスタートした三浦稔呂選手だった。
搭乗する航空便が遅れて予選開始時間に間に合わず、特例として予選は免除され、最後尾スタートとなっていたのだ。
「なにしろサーキットに着いた途端、急いで準備してスタートですからね、序盤はペースが上がらなかったんですが、タイヤのグリップが出てきてから追い上げに入りました」と、5周目に熊谷選手が6コーナーでスピンして後退する間に3位へ上がり、さらに最終ラップには阿野選手を2コーナーまでの直線でかわして2位まで上昇したのである。
優勝は安藤選手なのだが、それを最終ラップにわずか1秒差まで追い上げた三浦選手、レース終盤に強さを発揮する走りは健在であり、今シーズンのチャンプに相応しい大健闘だった。