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2022-05-22  2022年北海道クラブマンカップ第1戦開催レポート!

一瞬たりとも目を離せない迫真のバトル!
ディフェンディングチャンピオンの実力を発揮した⑫佐藤元春選手が超接近戦を制し開幕ウイン!!



2022 北海道クラブマンカップレース開幕戦
2022年 5月22日(日)
  十勝スピードウェイ(クラブマンコース)

~日本にもマシン・コンストラクターが誕生!~
 日本国内で本格的なプロトタイプマシンによるレースが始まったのは、1966年に富士スピードウェイで開催された第3回日本グランプリだろう。そのレースでは日本初のレーシングプロトタイプであるプリンスR380と、ポルシェの市販レーシングカーであるカレラ6が“主役”だったのだが、その2年後にはホンダS800などをベースに、独自の2シータースポーツで参戦するプライベート・コンストラクターが次々と現れる。
その流れが決定的となったのが、1968年に開催された「ミニカートロフィーレース」である。このレースにはホンダN360やスズキ・フロンテのエンジンを搭載したミニフォーミュラやミニグループ7カーが大挙出走してきたのだ。
ニアルコ、エバ、ベルコ、ハヤシなどプライベート・コンストラクターが次々と誕生し、軽自動車用エンジンを使ったFL500レースは大人気となる。市販車改造ツーリングカーではなく、ミニとはいえ本格的なフォーミュラカーでのレースを心待ちにしていたアマチュアドライバーは多数存在していたのであろう。
そしてそのコンストラクターの中で徐々に力をつけ主流となっていったのがウエストだったのである。

~本格的レーシングカーの普及を目指して!~
1970年代になろうとする頃、関東のコンストラクターの大手はベルコだった。ベルコは大型車の架装を主業務とする鈴木板金の1部門だったのだが、FL550やFJ1600といったアマチュア対象のミニフォーミュラレースは鈴鹿サーキットが最も盛んなコースであった。その状況を見た神谷誠一郎が関東のベルコから“のれん分け”の形で独立、三重県鈴鹿市に「ベルコ・ウエスト」を開業する。
それはのちに「ウエスト・レーシングカーズ」と改称するのだが、FJ1600レースでは、東京R&Dやオスカーと並び、主流のコンストラクターに成長するのだ。この「ウエスト」がさらに大きくステップを踏み出したのが、日産自動車から制作依頼を受けた「ザウルス」だったし、それを小型化した「ザウルス・ジュニア」だったろう。ザウルス・ジュニアは発売から30年以上経つが、十勝スピードウェイではまだまだ現役のレーシングマシンとして活躍している。
このザウルスの経験から、「ウエスト」は独自のレーシングカー制作と、それを使ったレースカテゴリーの創造に着手する。そこから生まれたのが、2009年に発表された「VITA-01」であり、このアマチュア向けの本格レーシングマシンによるレースはすぐさまレース業界に定着してゆくのであった。

~十勝スピードウェイも重要なシリーズ戦に~
VITA-01は発表された直後から、その卓越したマシン性能と、比較的安価な価格設定から大きな人気を得て、2010年の鈴鹿でのワンメイク戦をスタートに、現在では日本のみならず台湾やフィリピンでもレース開催されるほどに成長。今年も国内では、岡山、鈴鹿、もてぎ、オートポリス、富士、筑波に十勝を加えた7サーキットでシリーズ戦が開催される。中でも十勝は毎回20台近い参加がある有力シリーズとなっているのだ。
それはVITA-01のレースが十勝でも開催されることになった時期に合わせ、恒志堂や平中自動車、さくら眼科などのチームが始動したこともあるが、北海道にも本格的レーシングマシンでのレースを望む層が存在したことが大きかった。さらにマシンを持たないドライバーには、十勝独自のレンタルシステムで参戦する事もできるわけで、それらすべてが十勝でのVITA-01レースを成長させる要因だったのだろう。
確かにVITA-01は、ウエストの管理が行き届いていることもあり基本ポテンシャルのイコールコンディションが厳密に保たれている。車両価格も370万円台で、スーパー耐久などに参加する改造ツーリングカーより相当安いのだ。そう考えると本格的レースを楽しむためのアイテムとしては日本一安価なカテゴリーなのである。
その本格的レースをさらに安く楽しみたいドライバーには、前述したサーキットサービスも含めた体制で参戦できる十勝独自のレンタルシステムもある。多くの魅力を持ったVITA-01でのレース、それを体験したいというドライバーがさらに増えてくれることが北海道のレベルアップになるだろうし、そこからさらなる上級カテゴリーにステップアップするドライバーが現れることも期待したいものだ。

~VITA-01の魅力はどこに?~
 今や生産台数は200台を大きく超え、日本で一番売れてるレースカーであるのはもちろん、世界的にも有数の量産レーシングカーとなったVITA-01、その魅力はどこにあるのだろう。
 かつてはイギリスへレース留学し、かの地でジュニアフォーミュラのレース経験も豊富な村岡克己さんは、
「VITA-01のフレーム、そんなに固くないんですよ。だからフレームの捩じれでグリップさせるような感覚がある。それは一般車両ほどではありませんが、初心者にもちょっと慣れれば違和感なく乗れるようになる。そのあたりが人気の要因なのかもしれませんね」という。
 ベテランドライバーの一人、平中繁延さんも「量産レースカーとはいえ、トヨタやホンダという大メーカーとは違いますから、手作りの部分はあります。なので、どうしてもそれぞれに個体差がでてしまうので、まずそれを理解する事。他のチームのクルマを見せてもらったり、話を聞くことで自分に合わせたクルマに仕上げてゆくことです。もちろん自分のクルマの状況をメーカーであるウエストに問い合わせてみてもいいでしょう。ウエストはしっかり対応してくれますよ」とアドバイスをしてくれた。
 確かにVITA-01はリア部分は重量物であるエンジンを支えるため、強固な鋼鉄スペースフレームだが、エンジンベイより前部分は鋼管パイプも併用したセミモノコック構造となっている。フロントに柔軟性を持たせることでステアリングの効きを確保し、アンダーステアを軽減しているのだろう。この構造をうまく使いこなすことがセッテイングのポイントなのだ。
 昨年のシリーズチャンピオンである佐藤元春さんも「まずは走り込みです。練習はウソをつきませんからね。そこから自分に合わせたセッテイングをしてゆくことです。VITA-01はアマチュア向けとはいえ純レースカーですから、サスペンションのセッテイング幅はかなり広い。しかし、そこに至るためにも、クルマの特性を知るために走り込む事は重要です」と話してくれたことがあるが、なにより基本は練習であることは言うまでもなかろう。
 また、参戦ドライバー達が相手をライバルとして互いにリスペクトし合っている点も重要。今回のレースでもスタート直後の先陣争いの中、ルーキーの四倉悠聖選手がイン側でブレーキングをミスし、先行する古井戸竜一選手に接触してしまい後方集団の混乱を招いてしまった。レース後、四倉選手は自身の非を認め、すぐさま古井戸選手に謝罪したが、古井戸選手もそれ以上の非難はせず、レーシングアクシデントとして納めてくれたという。
 速さを競うレースであるから、時には接触やクラッシュもあろう。しかし、それがあっても互いを認め合い、レースを盛り上げ、楽しんでいこうというレース環境、これこそがVITA-01の大きな魅力なのかもしれない。

~若手勢が大躍進の予選アタック!~
 上空は厚い雲におおわれ、霧雨が来そうで気温も上がらなかったが、幸いにして路面はドライのまま。5分遅れの朝8時35分から開始となった予選、各車コースインするが、まずはタイヤのグリップを高めるためのウォームアップに終始する。
 20分間の予選の残り6~7分となった頃から本格的なタイムアタックがスタートしたが、まず佐藤元春選手が1分31秒目前のタイムを叩き出す。佐藤選手は昨年からこのレベルのタイムはマークしており、これがポールタイムになるだろうと思われた。
 しかし、そこからが見ものだった。村上泰規選手が32秒4台、ルーキーの四倉悠聖選手も残念ながら4輪脱輪の判定で当該アタックは抹消されたが32秒前半をマーク。極め付きは大島良平選手だった。最後の渾身のアタックで、ただ一人1分32秒を切ってポールをゲットするのだ。
もちろん佐藤選手が2番手に入ったし、古参の古井戸竜一選手も4番手にはつけたが、ベテランの平中繁延選手をして、「いや~若いもんが速くなってきたわ!」と嘆息させるほど若手の躍進が目立つ予選となった。
<ポールポジション 大島良平選手>



<3番手 村上 泰規選手>




~優勝争いは観客総立ちの大接戦バトル!~
 様々なレベルのマシンや、実力差があるドライバーが出走するトップカテゴリーのレースでは有力ドライバーが独走するレースもあるが、ワンメイクレースではそうはいかない。いや、実力伯仲の大混戦こそがワンメイクカテゴリーの面白さなのだ。その点からすれば今回のレース、まさにその‟思惑”通りに進んだのである。
 レッドシグナルが消えた途端、絶妙のクラッチミートを見せたのは2番手グリッドからスタートの佐藤選手。「ポールは奪えませんでしたが、追い上げるレースは得意ですからね」とグリッド上で話してくれたが、その言葉通りに1コーナーへの最短距離であるストレートのイン側を一直線に加速してゆく。それを見たポールポジションの大島選手、マシンをインに寄せブロックしようとするのだが、それをものともせず佐藤選手が見事にホールショットを奪ってしまう。







 2番手に下がった大島選手も負けてはおらず、3周目に入るストレートエンドでスリップを充分に使ってトップ浮上。そこから佐藤選手と大島選手による周回ごとに何度も順位が入れ替わるという、見る者を熱狂させずにおかない手に汗握る、大接戦バトルが開始となるのだ。
 トップ2者の後方でも激しい順位争いは展開されていた。予選8番手から絶妙のスタートダッシュを見せた鬼塚選手だが、1コーナー進入の混乱で後退。その混乱の中、順位を上げたのが平中選手。「前方でコースアウトしたクルマがあったようで、砂煙が上がって前が見えなくなってさ。マズい!と思って思い切りクルマをインに持っていったら前が開けて、気が付いたら4位に上がってたよ」と3番手の村上選手を追走してゆく。その平中選手に迫ってきたのがスタート直後の混乱で順位を落とした鬼塚選手だった。


すさまじい勢いで順位を挽回し5番手にまで上昇してきたのである。
 激しいトップ争いに決着がついたと思われたのは7周目以降。大島選手が徐々に佐藤選手を引き離し始めたのである。しかしそれは、接近戦でヒートアップしグリップの落ちたタイヤを休ませる佐藤選手の作戦だった。レースも残り2周となった10周目、一旦ラップタイムを落とすことでタイヤにもエンジンにも余力を取り戻した佐藤選手、一気に先行する大島選手に迫り、11周目のストレートで抜き去ってゆく。
 トップチェッカーを受けた佐藤選手、「いや~しんどかった! 3レース分くらい疲れましたよ」と一息入れる。2位の大島選手、「レース終盤で佐藤選手に迫られた時の迫力、そのプレッシャーに負けました」と言い、3位の村上選手は「前の二人がすごいバトルで、とても追いつけなかったので、二人のバトルを‟最高の観客席”からたっぷりと楽しませてもらいました」とそれぞれの感想。

 毎回繰り広げられる接近バトルこそがワンメイクレースの醍醐味であり、その北海道における最上級カテゴリーがVITA-01だろう。次戦もまた見る者を感動させずにおかない接戦を期待したいものである。


<N0-Vitz・TS-86/BRZ>
~加藤由記、久しぶりの独走ウイン!~
 予選アタック前、「なんだか体調が悪くて、今回はちょっと期待できないかも・・」と言っていた加藤由記選手だが、最初に1分45秒台に入れてその時点でトップに立つ。「練習から46秒台は出てますから、なんとか上位に行きたいです」と話してくれた田村康隆選手が想定通りに2番手につける。しかし、予選終了間際になって一気にタイムを上げたのがみなぴよ選手で、あっさりトップタイムをマークしてしまうのだ。「ポールポジション取るなんて、私、初めてじゃないかな、すごく嬉しいです!」と最前列に着けることに成功する。
 そして迎えた決勝、ここで最高のダッシュを見せたのは加藤選手。一台だけ参加していたTS-86/BRZクラスの陰能裕一選手も抜き去りホールショットを奪うのだ。もう一台、最高のクラッチミートで車速を上げたのが山田浩選手、4番グリッドから第1コーナーの先陣争いで2番手まで上昇するのだ。
 その後も、この2番手争いは超接近戦となり、山田選手のインを突くことに成功したみなぴよ選手が先行するが、田村選手を加えた3台がテールtoノーズのバトルが続く。田村選手のラップタイムは他の誰より速かったのだが抜くには至らず順位は変わらない。その間も加藤選手は見る間にリードを広げて独走状態を築き上げ、その後も順位は変わらずチェッカーとなる。





 ただ、このクラスはほとんど実力差は無いも同然であり、この先も接戦バトルが展開されそうで、ギャラリーを楽しませてくれそうだ。また今回は1台だけの参加だったが、86/BRZのクラスへの参加が増えることも期待したい。






<N1-1000Vitz>



 他のカテゴリーへの移籍組もあり、台数減少傾向にあるN1-1000VIT‘Z。しかしレースをこれから始めようとするエントラントには最適のカテゴリーである。
今回のエントリーは3台。システムR率いるベテラン光内宏樹選手、サーキット走行リハビリ中のなかむらりょうこ選手、今回初参戦ジムカーナの重鎮 小野寺 俊率いるガレージシンシアから藤原 広紫選手が参戦。
予選はリハビリとはいえ、ベテランの域に入るなかむらりょうこがポール。
決勝は光内選手、なかむら選手が接戦のすえ、光内選手がトップチェッカーを受けた。

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