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2024-08-06 ~BIBIMBAの夏祭り見聞録~
クルマのすべてを楽しもう! 今年もサーキットの夏祭りが開催!! ~BIBIMBAの夏祭り見聞録~ ~様々なクルマの楽しみ方を見つけよう!!~ 今から31年前、平成5年5月5日にF1レースも開催可能という国際格式のレーシングコースとして十勝スピードウェイは誕生しました。グランドスタンドを埋めた4万人もの大観客、そして中嶋悟が駆るティレルF1や、世界選手権ロードレースに出場するホンダのGP500バイクの迫力ある走りを思い出すファンも多いでしょう。そして、記念すべきグランドオープン日を記念して、例年「十勝誕生祭」が開催されています。 その「誕生祭」は5月、春の大型連休に開催されていますが、8月の夏休み期間中にもサーキットに親しんでもらおうと企画されたのが「十勝夏祭り」だったのです。 今年はその「夏祭り」も19年目を迎えることになりました。「誕生祭」が“走り”を主体としたイベントですが、「夏祭り」はもっとファミリー層にも楽しんでもらえるよう、ステージイベントや、更別村をはじめとした地域と連合した内容にもなっているのです。 もちろん今年も“走り屋”にとっては、クラブマンコースでのグリップ走行会や、北海道内有力ショップが仕上げたチューニングカーのラップタイム争い、そのショップ自慢のクルマでの模擬レースもあり充分に満足できたはず。また、クルマを“走り”だけではなく、自己表現の手段としたり、ドレスアップすることで自分の好みのクルマに仕立て上げたりする趣味のクルマ好きも多いはずで、その自分好みに仕上げたクルマをみんなに披露したいと思っているマニアにも楽しめたはず。 また、それほど熱心なクルマ好きではなくとも、夏休みのレジャーとしてサーキットを訪れたファミリーにも、地域アイドルのライブや豚丼をはじめとして十勝の名物うまいものブースもパドックにはずらりと並び、これもまた楽しみの一つだったでしょう。さらにバレーボールV2リーグで昨シーズンの優勝を果たした「YELLOW STARS」メンバーによるパフォーマンスやトークなどもあり、さらに抽選でスーパーカーやチューニングカーに同乗できるチャンスもありました。 ただ残念だったのが、奥様たちに好評だった抽選で当たると地域の野菜を詰め込み放題だったブースや、子供には人気絶大な地域キャラクターの登場がなかったこと。クルマ好きではない方々にアピールするには、そんなクルマとは関係ない要素も必要です。特にサーキットが立地する更別村をはじめとした地域住民の皆さんとの結びつきこそ大切だなと思うのです。ぜひまた来年は野菜詰め放題ブースやヨーヨー釣り、金魚すくいなど縁日ブースが出店してくれることに期待しましょう。 ~“走り”こそクルマの存在価値を表す重要点!!~ 朝、7時前からサーキットのサブゲートには多数のクルマが並んでいました。当日の観客動員数は2,500を大きく超えたそうです。それにイベント参加者を加えると相当数の皆さんがサーキットに足を運んでくださったわけで、本当にありがとうございました。 今回は私(BIBIMBA天野)は、ドレスアップカーコンテスト、ドリフト、初心者クラスのグリップ走行会、ぷちレースのペースカードライバーなど担当させていただきました。まずはドレスアップカーですが、評価ポイントはセンスの良さと全体バランスです。元のクルマの性格をうまく引き出し、実際の走りにも寄与するような改造が重要だと思い審査させていただきました。痛車は「テーマ」です。取り上げたキャラクターをしっかりと理解し、自分なりの消化して表現することでしょう。まあ、普段の審査基準とはちょっと違ったかもしれませんね、ご不満の方、すいません。 続いてドリフトです。以前のドリフト参加車両、一言で言えばこ汚い“ズタボロ”が多かったのです。フロントバンパーなど落ちたまま、ボディはベコベコで塗装もまだらで、もちろん公道など走れるわけがありません。ところが今回の参加車両のほとんどが、キレイに仕上げられていました。その参加車両を見たとき、私は「おっと、グレードが一気に上がったぞ!」と嬉しくなったのです。私の審査基準ですが、その①は「スピード」です。ドリフトもモータースポーツですからスピード感を欠いてはいけません。その②は「アングル」で、その③は「持続時間」です。スピードを保ったままどれくらい深いドリフトアングルを取れるか、それをコーナー脱出まで持続できるかが勝負だと思うのです。最高点を取ったドライバーさん、おめでとう! 初心者クラスのグリップ走行会には毎回、私も一緒に走らせてもらいます。実際にコースを走りながら、一緒に走っている参加者のゼッケンを確認し、その走りの気になった点などを書き込みながら走っているのです。ステアリングに張り付けたメモ用紙に、ストレート区間で記入するわけです、コーナー区間ではとてもそんな余裕はありませんからね。その気になった参加者の皆さんには、ささやかですが毎回私からのプレゼントも用意しています。 さらに、一緒に走ったそれぞれの参加者に対して、ライン取りとか、ブレーキングポイントだとかゼブラゾーンの使い方だとかの走行アドバイスも考えてあります。参加車両なんか、軽でもファミリーカーでも、はやりのエセSUVでも何でもいいんです。一般公道では全力走行などやってはいけません、やれば逮捕されますからね。でもサーキットならば自分のクルマの全性能を確認できます。ぜひこの初心者クラス走行会に参加して、全力走行の楽しさを存分に味わってください。 クルマは飾っておくものではありません、実際に走らせてこそ存在意義があるのです。そして、そのクルマのチューニングやモータースポーツ振興に大きな役割を果たしているのがHKS。もちろんこの「十勝夏祭り」を支えてくれる重要なポジションにある企業なのです。サーキット走行会で全力走行の楽しさを満喫した“走り屋”たち、普段は見られないスーパーカーやフルチューンカーを間近に見られる喜び。そして、そんなクルマが迫真のバトルを展開するぷちレース。クルマを楽しむ要素は様々ですが、そのすべての「クルマ好き」を満足させるイベントを、HKSや恒志堂レーシングなど協賛企業と共に作ってきたのが「十勝夏祭り」です。ぜひ来年もお会いしましょう、皆さんのご来場を心からお待ちしております。ありがとうございました。
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